Eastern Divination Conference

第5回 東洋占術カンファレンス
Eastern Divination Conference
テーマ:春陽射す
ご挨拶
まだ占いの勉強を始めた頃「早く占いをマスターしたい!」という一心で占いの勉強を始めましたが、
なかなかマスターできない。例外が多く、この例外についての法則を研究しようとすると、なかなか一筋縄ではいかない。時間ばかりが過ぎていき、ある一定の知識を得た後は、少しずつ、少しずつでしか知識は増えていきません。
気づくか気づかないかといった部分が往々にしてあり、結局は膨大な時間がかかり、他に勉強することも増えていく。
つまり占いの研究や学習には終わりがないのです。いや、自分自身で「もういいや、やーめた!」と思えて満足できるなら、それで占いの研究や学習は終わるのだが、そうは思えない、心底占いが好きで、好奇心旺盛で研究熱心という稀有な存在が時々います。
毎回この東洋占術カンファレンスではそういった稀有な存在の方々にご登壇していただき、
東洋占術の研究の結果をできる範囲で公開していただいています。
皆さんの学習効率が少しでも上がることを願っています。
オーガナイザー 田中要一郎
Speaker
登壇順・敬称略

大石眞行
周易における主爻と爻卦
易を立てることのできる方は八卦を六回出してみてください。
これが中筮法です。
これは一つの卦が不変を含めて64通りに変化する筮法です。
その中でも重要なのが爻卦と呼ばれる八卦。
六つの各爻ごとに一つの八卦がつきます。
これはあたかも断易における納甲のように詳細な分析を見せてくれます。
今回はこの爻卦と主爻と呼ばれる八卦の三爻の中で中心となる爻。
この二つを駆使して様々な事象を読み取る方法を発表します。

暮れの酉
姓名の新解釈! 九星に基づいた姓名判断について
今回お話いたしますのは、画数によらない姓名判断法についてです。名前の響きを1~9の数に置き換え、運命を紐解いていきます。何も難しいことはありません。
【九星の象意】をご存知の方なら、すぐにでも応用可能な占術です。この方法を知れば、生まれ時刻の不明な方を占ったり、生まれ時刻がほとんど一緒の双子を占ったりするときの苦悩がひとつ消えるはず。みなさんの鑑定のレパートリーに加えていただけますと幸いです!
・名前を数に置き換える方法
・その人の運勢の枠を決めるのは、下の名前の数と、姓名の総合数と、誕生数と
・数の吉凶を生まれた日の九星盤で見分ける方法
・吉の数がどの宮に飛び、凶の数がどの宮を占めるのかで見えてくる運命
・流年。生まれ月の九星盤と誕生数を組み合わせ見えてくること
以上のようなお話をいたします。
2001年、人生初の占いの師匠より授かったオリジナルなこの占いを、皆さんとシェアできるのを楽しみにしています!

田中要一郎
蔵干を考察する
『淵海子平』においてすでに蔵干については述べられており、子平(四柱推命)が成立した頃にはすでに存在した概念だが、この蔵干には諸説あり、また『淵海子平』だけでもいくつかの種類が収録されている。
また近年では蔵干を使用しない考えもあるが、この蔵干を使用しなければ、通根、透干という概念がなくなってしまう。
蔵干は重要な概念ではあるが、いくつも種類があることから、どれが正しくどれを使用すればよいのか迷ってしまう。
今回この蔵干にはどのようなものがあるかをできるだけ提示し、私なりの蔵干について考えをお伝えする。

椎羅
紫微斗数全書の研究 「飛星四化の源流を探る」
今回は少々マニアックな話になりますが、近年注目されている「飛星四化」の技法がどのようにして考案され確立したのか、その背景を探ってみたいと思います。
近年、紫微斗数において「四化星」を重視し、その四化星をいろいろなかたちで「飛星」させる技法が注目されています。つまり化禄星、化権星、化科星、化忌星の4つの星に鑑命の重点を置き、流年の年干や大限の十干で四化星を再配置(飛星と言います)して、吉凶を判断するというものです。その見方は流派や研究者によって違いがありますし、それを全く使わない流派もあります。
一方、紫微斗数の原典とされる「紫微斗数全書」には、そのような技法は一切書かれていません。各流派は紫微斗数全書を基本としていますが、そこから独自に工夫を重ね、それぞれの流派の見方を確立しているのです。では、この「飛星四化」の技法がどのようにして考案されたのでしょうか。その本当のところは想像するしかないのですが、紫微斗数全書には「飛星四化」と同じ発想の考えが書かれています。流年を見る時に、その年干から 羊星と陀羅星を再配置(飛星)させ、「羊陀迭併」と言う特殊な見方で凶運期を判断します。今回は古典に書かれているこの珍しい技法を紹介するとともに、「飛星四化」の源流について推理してみたいと思います。また紫微斗数全書に書かれている「天羅地網」という凶運期の味方についてもご紹介したいと思います。

黒門
韓国奇門へのいざない2
韓国には洪煙奇門と言われる、韓国独自の奇門遁甲が伝承されています。昨年は、その韓国奇門の技法の中から「平成局」という、個人の生年月日時から特定の出生盤を起こし、一生の運勢の見方をご紹介いたしました。前回お伝えしたように、韓国奇門の特徴は、中国奇門よりも個人に焦点が当てられています。今回は、韓国奇門の中でも、その核心とも言える技法「身数局」という技法をご紹介します。この身数局は、西洋占星術のソーラー・リターンと似た技法で、個人の生年月日時を基に、個人毎の年盤を算出します。日本の奇門遁甲では、万人共通の年盤を利用しますが、韓国奇門では、この身数局で個人単位の年盤を作成し、その人の個人の一年間の運勢や、個人毎の吉方位を割り出します。

川本一志
乾坤國寶 ~水の来去が宅に及ぼす影響~
風水の重要な要素として水法が挙げられます。
家の前の道路は平坦であったとしても、雨水の流れには必ず来去があります。
その来去する水の吉凶を判断する技術を水法といいます。
数ある水法の中でも三元派が用いる龍門八大局水法、別称「乾坤國寶」についてお話しします。

天童春樹
思いの世界と画相
こんにちは、天童春樹です。今回は人相術の内でも非常に興味ある画相(がそう)のお話をさせて頂きます。
体形や顔の形、目鼻立ちなどの変化の少ない所は一代の運命、則ち結婚運や適職その他のある程度生れ付き決まっている運命を表しています。 一方、雰囲気、血色、気色、画相などの微妙に変化するものは、当面の問題を主に表しています。
人相は全て「思い」に因って造られるのですが、今回お話しする画相は特に「思い」の不思議を表しています。画相には現在の問題と成り行きや結末を表すだけではなく、問題の原因や肉親や他人の思い、故人の思いなども現れるのです。観ている内に変化する画相、見る側の問い掛けに応じる画相も有ります。
画相には、見える画相(直ぐに目に付く画相)と、観る画相(こちらの思いに応える画相)が有って、色々な場面を展開します。
これらを語る画相を知ることに由って、思いの世界の不思議さ、更に運命とは何か、本当の開運法とは何かを悟ることができます。
正に画相は「思いは諸法(全て)に先立ち、諸法は思いに(由って)成る」と言う、発句経のお釈迦様の言葉を彷彿とさせます。
是非、この機会に画相を通じて、全ての元となる思いの世界の何たるかを知りましょう。
プロフィール
大石眞行
1959年生まれ、東京都出身。千葉大学教育学部(教育心理学選修)卒業。10歳より占いにかかわり、以降各種占術を取得、実践。術歴50年以上。そのレパートリーは、四柱推命、断易、九星術の玄流三大占術を中心に多方面に広がる。
●原典に盲従するのはいけないが読んでもいないのは論外。
●大胆な仮説と緻密な考証。
●実践より真智出づ。
をモットーに単なる気休めのアドバイスではない、実生活に使える等身大の神秘学として「玄学」を提唱、各種占術の教授・鑑定を行っている。
著書・執筆
『風水が予言していた大事件・大事故』(竹書房)『#運勢コスパ』(説話社)『初めてでもよくわかる四柱推命』(説話社)監修『吉凶と時期がはっきりわかる断易』(説話社)監修
暮れの酉
2002年、大阪ミナミの占いの館『ジュピター』にて占い師としての人生をスタート。
お店ではおもにタロット、西洋占星術、易、九星術で鑑定をしておりました。
2021年からは、メディア関係での仕事も増えています。
20分や30分という、比較的短いお時間での鑑定を多くこなしてきた結果、短時間でもパッと答えを出せるよう、端的な見方を得意とします。
田中要一郎
1974年和歌山県生まれ。 早稲田大学卒。 占術研究家。翻訳家。芸人。西洋伝統占星術、インド占星術、七政四余など古典をベースとした東西の占星術を比較研究する。 日本、中国、インド、欧米の諸師に学ぶ。レイモンド・ロー公認風水師。2022年日本占星術協会初代会長就任。
ディプロマ:クリス・ブレナン ヘレニスティック・アストロロジーコース、マーティン・ギャンステン マスター・オブ・プライマリーディレクションズ。
<書籍> 翻訳:梁湘潤「子平推命 基礎大全」、 ウィリアム・リリー「クリスチャン・アストロロジー 第1書&第2書、第3書」、ベンジャミン・ダイクス「現代占星術家のための伝統占星術入門」、アラン・レオ「アラン・レオの占星術 出生図判断の秘訣」、徐芹庭「風水羅盤大全」
対談集:「占術談義」(すべて太玄社刊)
寄稿:鏡リュウジの占星術の教科書V:ハイテクニック編2(原書房刊)
椎羅
術数研究家。専門は紫微斗数。学生時代より術数の研究に取り組み、大学卒業後は会社
勤めのかたわら術数の研究を継続する。1993年頃からネットの世界で研究発表、意見
交換などの活動をはじめる。1996年に独自の数値化を試みた「紫微斗数入門」を公開
する。会社を定年退職後は術数の研究・著述・講義活動に専念している。
著書に「紫微斗数実占ハンドブック」(東洋書院)などがある。
黒門
1958年生まれ、10代より奇門遁甲と風水をメインに、四柱推命、九星気学、六壬、断易等の各種占術を学ぶ。
2001年、韓国に渡り趙宰星先生に師事。
2002年、中国河南省に渡り、劉伯温の22代目子孫である劉広斌師父の拝師弟子となる。
2005年、日本テレビ系「情報最前線スーパーテレビ」に出演して注目を浴びる。
「全伝 奇門遁甲」東洋書院、「増補改訂版 成功をつかむ究極方位 奇門遁甲」説話社、「基礎から学ぶ 風水の完全独習」等、著書多数
川本一志
FSA 国際風水協会認定風水マスター
IFSA 国際風水協会日本支部 代表
1967年生まれ 岐阜県出身
2006 年より香港のレイモンド・ロー風水命理學院にて学ぶ
2014年~2019 年までレイモンド・ロージャパン代表を務める
2017年~台湾の鍾進添老師の高弟である山道帰一老師に師事、内部生として現在に至る
天童春樹
昭和22年8月19日申の刻、現在の高知県高知市大津甲999番地に生まれる。
16歳で運命学に出会い、専門書を取り寄せて研究を始める。
19歳の時に中村文聡先生の紹介で「八木観相塾」の末席を汚す。
以来、運命鑑定と研究を重ねて現在に至る。
高知市帯屋町の街頭での鑑定、自宅での予約鑑定、通信鑑定、出張鑑定に応じ、
随時「天童観相塾」を主催して、人相術と簡明易占の普及に努めている。